壬生義士伝 2011/07/03 (Sun)

映画・壬生義士伝の感想とかｗ

昨日は壬生義士伝を観ていろいろ心揺さぶられました。浅田次郎の代表作で評価も高かったようなので期待はしてたけど、予想以上にビックリした！

主人公の吉村貫一郎は実在の人物だったみたいだけど謎が多くて文献が少ないようです。なので子母澤寛の創作とか言われているらしいけど、新選組の撃剣師範だったから相当強かったんだと思います。この壬生義士伝の映画では永倉新八や斎藤一とも互角に立ち回ってました。

その刀さばきがとても凄い！総司とも一緒に戦って欲しかったなぁ･･･　

この作品は新選組の話というよりは吉村の生い立ちを描いていたので珍しく土方の存在が薄かったｗ　というか近藤土方沖田の出番が少ない。特に土方さんはポニテじゃないので近藤さんと被ってよく分からなかったです。沖田は相変わらずすぐ分かったけどねｖ

そして準主役でもある斎藤一。
他の作品ではジミーに活躍してる彼が前面に出てとてもかっこよく描かれてました。かなり好きだな、こういうの。最初はいきなりお爺さんで孫を連れててビックリしたけど。

その一君は最初、土方さんかと思うくらい荒れてました。総司と一緒に登場したから土方さんかなーと思ったら･･･あれ、一君？みたいなｗｗｗ　吉村がヘラヘラとしていて気に食わないから殺してやろうとか、普通に考えてるなんてｗｗｗ　実際に谷を池田屋の戦闘の中で殺してるもんね。あれ、谷さんも組長じゃなかったけ？ｗ　（まあ、斎藤一が殺したという説もあるらしいが）

この谷三十郎は総司を邪魔者扱いするから私も嫌いだ！(きっぱりｗ)　近藤さんの跡継ぎは総司なのになんで弟を勝手に･･･（略


斎藤さんに彼女がいる･･･　
しかもそれが最近ＪＩＮで観た野風さんだったからビックリｗ　あれー？と思ったら同じ役者さんでしたｗ　ふたりの仲はかなり良かったのにいきなり一君から縁切り宣言。何でー！＞＜　結果、一晩の逢瀬の後に自殺してしまいました･･･；；　ちょっと･･･一くん？


そして池田屋では血を吐かなかった総司が油小路で血を大量に･･･　それがかなりグロくて思わず叫びそうになった。あうあう･･･；；　その後はもう鳥羽伏見なので出てこなかった。この総司もやっぱり戦闘中にニコニコしてました。総司ってみんなこーなの？（笑)　　可愛いけど怖いｗｗ

鳥羽伏見では土方さんを筆頭に官軍と戦っていたけど、銃に突撃してたら負けるよね。想像通りの悲惨さに観るのが辛くなりました。一君も負傷してたし･･･

そして一番の見所はやっぱり吉村の突撃シーンかな。あれはかなり鳥肌がたった！！！　死を覚悟して銃撃の中を単身で突入。ああああああ･･･蜂の巣だ！！

・・・と思ったら全然当たってない。あれ・・・？ｗ　その突撃を阻止しようと飛び出した斎藤はすぐ被弾したのに
；　

案の定、生き残ってたしｗあれはありえない！！！
かなりボロボロだったけど、あの銃撃のなか普通じゃないよ。薄桜鬼碧血録で斎藤がラストに突撃して行ったのと同じ感じｗ

でも、結局は自害しちゃったんだが･･･
この最期がとっても長く感じたけど、原作でもかなり長いらしい。こればかりは原作を読んだほうが伝わりやすいんだろうね。友情と家族愛が前面に出てきたのでヤバかった･･･　悲しいよぉ；；　

その後は吉村の長男が父の意思を継いで五稜郭へ。幼い妹と友人との別れでまた泣いた。こんなのばっかり。その友人と吉村の娘が結婚して明治の世で一君と出会う。そこで一君が吉村の写真を見つけ、昔を思い出す･･･

なんともよく出来た作品でした。これはアカデミー賞を取るだけあるね。適当に選んで借りてきたけど、とても感動しました。名作だよ！　一と貫一郎の関係性が面白かった。こんな新選組もいいなー　ちょっと羽織が浅葱色じゃなかったり、生首が普通に出てきたけど･･･（あれは怖かった＞＜

浅田次郎の新選組三部作は壬生義士伝・輪違屋糸里がドラマ化されてるから、これはもしかして一刀斎夢録もドラマか映画になったりしないかな。斎藤一が主役！というところに惹かれて文庫化を待っているんだけど、この壬生義士伝を観てますます惹かれました。きっと一刀斎夢録の一君も壬生義士伝と同じ性格だと思うｗ　　新選組と別れてからの一君が観たいよー　映像でｗｗｗ　その前に文庫版早く出て欲しい。

乱文過ぎてよく分からない感想になりましたが、壬生義士伝よかったです！！オススメｗ